記銘スケッチ法
偶然出会ったこの記事、“記銘スケッチ法”というデッサンの訓練法に、長年の謎が氷解した気がした。
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数々の賞を総なめにしたアニメのメインスタッフをつとめるなど、日本を代表する、いや世界的といってもいい、とある高名な方と、ある時期同じサークルに属していたことがある。
何十年も前の話になるのだが、当時から彼の画力は他を圧する驚異的な物で、凡人には魔法を見るかのごとくであった。
彼は、エンスーと言っていい程のバイク/カーマニアでもあったが、見本となる物が全くなくとも、白いスケッチ帳の上に、数々の名車、レーサー、出たばかりの新型車などを、5分ばかりの短時間で何台も描き上げる技をもっていた。
周囲の者も当時の若者らしく、車とバイクに興味があって詳しかったが、嘘のない完璧な描画に、文句のつけようがなかった。
しかも、彼の描く車やバイクは、まさに生きており、さまざまな角度、構図で走らせられるのだ。
私も負けじと、エンスー雑誌を買い込み、名車の写真を模写する訓練に励んだのだが、彼のそれは、そうした訓練で描くものとは、別次元の物だった。
模写による訓練は、単なるコピーでしかなく、車を活き活きと走らせる事は、とうてい出来ないのである。どうすれば、彼のような絵が描けるのか長年謎だった。
天才のやる事は、凡人には解らないと言ってしまえば、身も蓋もないが。やはり、人知れず、どこかで、的確な訓練を積み重ねていたのだろう。
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