グレンラガン最終話 最高のフィナーレ!!
天元突破グレンラガン最終第27話「天の光はすべて星」の感想。
感動の最終話、ごちそうさまでしたっ!
あまりの感動に、身体が打ち震えている。こんなに素晴らしいエンディングを迎える事ができるなんて、想像以上だ。
最高を表現するのに、あらゆる最上級の言葉を当てはめても、まだ足りないくらい。一体どんな言葉で説明したらいいのだろう。
とにかく、自分の貧しい映像体験のなかでも、ベストと言っていいくらいの最高のエンディングだ。小さな、しょぼいテレビでしか見る事が出来なかったのが悔しい。
大画面の良いテレビで鑑賞できた皆さん、堪能出来たでしょうか?
いやね、GAINAXって、いつも最終話をきちっとまとめられない印象があったので、先週も「ぐだぐだにならず、キッチリ決めていただきたい」なんて感想で終わったのだが、まったくお見逸れ申した。
今後は、考えを改めるしかないですね。新劇場版ヱヴァの結末も期待できるような、素晴らしい仕事ぶり。
具体的な事は、もともと書く能力がないし、それ以前にネタバレしないで、皆さん自身その目で確かめてほしいと思う。そんな訳で、きちんと書けなくて、すみません。
先ず、作画について。めちゃ力が入っていることが、冒頭からビシバシ伝わってきた。手描きの、枚数が全然少ない典型的なリミテッドアニメなんだけど、1枚1枚に賭ける思いが、ものすごい。
古い作品で、出崎統監督の演出で多用される止め絵、あの絵の雰囲気で、ブレながら動かしているんだけど、それの1枚1枚の作画が、丁寧かつ勢いがあって、前半5分でノックダウンされてしまった。
これまでも、グレンラガンでは多用されてきた表現だけど、前半からブレーキなしの全開状態で描いて来て、これでもか!これでもか!の波状攻撃で、熱いったら、これ以上のものが無いほど。
ハリウッド式のCGらしいCGが全盛になろうとも、手描きのアニメはこんなに熱いんだぞ!ってメッセージのようで、身体を震わせながら、ウンウン頷いていましたよ。
お話は、お約束のアンチスパイラル戦の勝利以降のエピローグが、なんとも物悲しく甘酸っぱく、それでいて希望があって幸せである。
不用意に謎を残すことなく、終わる事は終わらせた事で、すっきり爽やかに終われた事が、何時になく素晴らしいといっていいだろう。
新旧受け継いで、時が流れていく。それこそ、螺旋の力の賜物である。
先週、スクイズとかいう某アニメがショッキングな結末で世間を騒がせたが、本作はそうした奇をてらった手法を取らずに、ガチンコ勝負で感動を残してくれた。これこそが名作というものだろう。
放送時間帯の不利などあって、視聴率は高くなかったが、エヴァがそうであったように、放送後に、徐々に人気が出てくれればと思う。幸い、早くも再放送のスケジュールが決定している。
天元突破グレンラガン、改めて全スタッフに感謝したい。素晴らしいアニメをありがとう!
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