既に気付いていると思うが、うちのEeePC 4G-Xは普通のWindowsXPの画面とは違っている。
このとおりデスクトップなんて真っ白で、貼り付けると境界が見えなかったりするw
画面設定をいじって、カスタマイズしているのだ。
勿論こうしているのには理由がある。
これまた無料で出来るお手軽チューニングなので、試して欲しい。
画面設定をカスタマイズするには、デスクトップの何もないところを右クリック。現れたメニューのプロパティをクリックする。
「画面のプロパティ」の窓が開いたら、先ず「スクリーン セーバー」のタブをクリックしよう。
液晶画面には不要な設定だ。今では単なるエンターティメントの為に残してあるといってもいいだろう。
最初から(なし)の設定であれば良いが、Windowsの宣伝の為wに設定されていたりする。
趣味で、オタッキーな物をインストールする人もいるが、あまり感心出来ない。
モバイルでそんな物をぼんやり見つめている暇があったら、画面を閉じてスタンバイにするか、電源を切るべきだ。
電池がもったいない。また、こんなものでもバックグラウンドでグラフィックメモリを消費する。パフォーマンスの為にも使わない方が良い。
同様の理由で、「デスクトップ」のタブをクリックし、壁紙も(なし)に設定する。
以上はどこでも書いてある設定だが、いよいよ次から変態wセッティングに突入である。
「画面のプロパティ」の「デザイン」タブをクリックする。
「ウィンドウとボタン」のリストボックスから「Windows クラシック スタイル」を選択する。
※これを選択しても、上図のように白っぽいデザインに変るわけではない。デフォルトでは青っぽいデザインである。
Windows XPのデフォルト設定はLunaと呼ばれるもので見た目は派手だが、その分グラフィックに負担をかけている。パフォーマンスを優先するなら「クラシック」を選ぶべきである。
次いで、同じタブの中の「詳細設定」ボタンをクリックする。
新たに「デザインの詳細」の窓が開かれる。
上図では「指定する部分」が既に「デスクトップ」と表示されているが、これはマウスカーソルの矢印で上の窓枠内に表示された各部をクリックする事で指定する。
「色1」と書かれたボックスをクリックすると、任意の色を指定出来る。
今回は一番左上の白いパレットを選択する。
微妙な色を設定したい場合は「その他」のボタンを押す。
デスクトップを白に設定するのは次の理由による。
ノートPCで一般的に使用される液晶ディスプレーはTN方式と呼ばれるものである。
これはセルに電荷を加える事で一種のシャッターを閉じ、バックライトの明かりをさえぎる事により、黒を表現する。
つまり、黒っぽい画面であればあるほど、シャッターを閉じる為に電力が消費されてしまうのだ。
イメージでは、明るい方が電力を消費しそうであるが、バックライトは常に一定の明度で光っていて、シャッターの作用しない白の方が、実は電力を消費しない。
【参考】
ノートパソコンの消費電力を抑えてバッテリー寿命を少しでも延ばす「スタミナ壁紙」とは? - GIGAZINE
勿論、EeePC 4G-XもTN方式である。画面をなるべく白っぽいデザインにする事で、電池を長持ちさせるのが今回の設定の狙い。
まあ、稼働時間が遥かに長いVAIO type Tで30分程度というから、EeePC 4G-Xでは5分も伸びれば御の字だ。
それでも、やらないよりマシ。「アクティブ タイトルバー」の色なども白くしてしまおう。
タイトルバーは「色1」に加えて「色2」の設定もある。これはグラデーションカラーにするためだ。両方同じ色に設定するのがシンプルである。
色の設定以外に、フォントの種類と大きさ、各部の幅(サイズ)も設定できる。
バーの幅を狭く設定すれば、その分作業領域を広く使える。
ただし、フォントと幅の設定は関連性があり、狭くするにはフォントも小さく設定する必要がある。
※上図にある「メイリオ」というフォントは標準では設定できない。Vistaで標準採用された新しいフォントで、小さい文字の表示が綺麗という評判であるが、XPの場合は別途インストール作業が必要である。
「スクロールバー」も限界まで細くしてしまおう。
EeePC 4G-Xのタッチパッドは小さいながら使いやすく、右端と下端で指をスライドさせるとスクロールが簡単に出来る。
その為スクロールバーを直接触れる機会は少ない。
5ピクセルでも支障ないと思うが、8ピクセルが最低値だ。
その他、枠線の太さや、最大化最小化ボタン等のサイズも変更できるので、試してみよう。
ここまで極端に設定すると、あまりに味気ないが、部分的でも参考になれば幸いである。